ji-iのんべえ爺さん自転車に乗る

ちょっと飲んでは走り、走っては飲む爺です....が、最近医者に止められて飲めなくなりました

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

1967年の夏、ここから美ヶ原に上ったことが懐かしく思い出される

松本インター近くのコンビニに寄って飲み物を物色したり、雑誌コーナーで立ち読みしたり(エロ系ではありません、念のため)していたら松本市内のラッシュアワーにぶち当たってしまった。バスの運転手さんのろくて抜けないよぉ!...あれれ!抜いていく車がい…

まるで湖のような田んぼ

懲りずにもう一枚撮影。光と影が刻々と変化するのが面白くてやめられない。これにて山形村、波田町、新島々付近は切り上げ。これから松本市内を抜けて54年前、1967年8月に走った美ヶ原の麓、入山辺を目指そうと思う。 光と影が刻々と変化するのをずっ…

もうじき蛙の鳴き声も聞こえてくるね

反対車線に自転車を持っていって撮影。ストロボを使ったので道路標柱の反射板が光ってしまい目障り。すみません、ストロボを使わないと自転車の陰の部分が真っ暗に写ってしまうんですよ。 こうしてみると水田地帯って巨大な池みたい。 大きな池に見える水田

墓場の近くに駐車場がある

やっと現れた民家 松本に向かって梓川リバーサイドラインを走っていくとようやく民家が出てきた。画像の場所は県道278号線とぶつかるところ。この50m手前に無料の駐車場がある。爺はそこに自動車を停めて山形村まで走った。すぐ隣が墓場なのでそちら系が…

驟雨が去った松本平

振り返ると松本方面へ続く一直線の道、自動車は1台も通らない。人もいない。先ほどの雨に掃き清められた道はしっとり濡れていてタイヤの音も心地よく響く。ごくわずかだが気づかない程度の下り坂に爺は脚力が復活したかと錯覚してしまった。 松本方面は一直…

斜光線に浮かび上がった麦畑がさわやかだ

ここ波田町、淵東(えんどう)地区は梓川が松本盆地に出て一気に川幅を拡げる扇状地。後ろは広大な稲作地帯、山裾では桃、梨、林檎の栽培が盛んだ。農家の方は今、摘芯で大忙し。真横は麦畑、萌黄色の新芽と背景のブナ林の新緑が目に眩しい。 麦畑とブナ林の…

北風と太陽の寓話を思い出す

山形村から雹と氷雨の降る波田町に戻り寒い寒いと震えていたのが午前6時13分。それから日が差して、虹が出て、眩しい太陽が燦燦と照りつけている今が6時25分。たった12分の間に冬から初夏に気候が進んでしまった。 たった12分間で冬から初夏になっ…

七色の虹が爺の前途を祝ってくれているようだ...そんなことはありません、太陽光線が空気中の水分に当たりプリズム効果で可視域の七色に分光されただけです←ロマンのない奴だなぁ!

奈川渡方面はまだ降っているようだ。今から100~130年あまり前、岡谷の製糸工場に糸引きに出ていた工女たちは年末に集団で故郷の飛騨に帰っていったという。そのときに通った野麦街道は画像のV字型の谷間の向こう、虹の彼方に続いている。 野麦街道は…

神よ! 光よ! やっと届いた恵みの光だぁ!←オーバーな奴だなぁ!

来た!来た!来たーーーぁ!ようやく爺のいるところにも光が届いた。路面からモワーっと湿気が立ち上る。雨にぬれた路面から水蒸気が上がってきて蒸し蒸しする。今度は暑くてたまらない。ウィンドブレーカーを脱いで長袖シャツ一枚になる。 光が届くと暑くて…

もうじき光が届きそうだ 待ち遠しいな

山の上の方から少しずつ光が下りてきて、平地にも太陽の恵みを分け与えてくれるようになった。しかし爺のいる場所だけ日が差さない。太陽さん、寒いから早く来てよ、年寄りは寒さに弱いんだよ。虹で暖は取れないよ。 爺の場所だけ日が差さない

寒いから早く来てね太陽さん

雹は止んだが今度は氷雨が爺を苦しめる。日頃の行いかなぁ...。しばらくすると氷雨が止んで雲間から待望の光が届き始めた。うっすらと虹もかかる。映画のワンシーンのようだ。 待望の光が届き始めた

雹が降ってきた ひょー! つまんないかな?

その直後冷たい風が吹いてきたかと思うといきなりパラパラと雹が降ってきた。こりゃたまらん、野菜畑で朝一の収穫をしていた農家の方々も大慌てで小屋に逃げ込んでいく。一面の野菜畑は身を隠す場所がどこにもない。急いで波田町に引き返した。波田町でも雹…

突然オラのまわりだけ光の束が届いた スポットライトのようだった

何枚か写真を撮ったあと帰り支度をしていると突然爺の周りだけ日が差してきた。まるでスポットライトを浴びているようだ。周囲の山々はまだ夜のとばりに閉じ込められたまま。畑にかぶせられた白いビニールだけがやけに眩しい。急いでカメラを取り出して...、…

せっかく川崎から200km以上も走ってきたのに...これではなあ

太陽が燦燦と輝く高原野菜畑...をイメージしてきたが、どんより曇った暗い空にまだら色の黒い雲では今一つやる気が出ない。もっと光が欲しいところだ。明け方から晴れって天気予報は嘘ばっかりだな。 暗い空に黒い雲

信州では5月でも朝はまだまだ寒い

(安曇野紀行) 「天気は夜半まで雨、明け方から晴れるでしょう」との予報だった。午前4時半中央高速松本インターを出て一路西へ向かう。波田町で自動車を停めて中から自転車を引っ張り出す。まだ暗い中、山形村の高原野菜畑を目指してペダルを漕ぎだした。…

木曽ツーリングもそろそろおしまいの時間が来たようだ

このあたりまで下りてくると春の遅い木曽地方も花色が賑やかになる。ここから約1.8kmで国道361号線のT字型交差点にぶつかる。右折して国道に出ると交通量の多さに驚かされる。たった24時間、山の中にいただけなのに全員浦島太郎になっていた。下り…

下り坂もいい加減にしてほしいと叫びたくなる

民家の庭先に積み上げられた薪の隙間から木曽駒ケ岳が姿を現した。さすがに3000m近い高山、他を威圧している。 木曾駒ケ岳が見えた

4月末でもまだ寒い木曽地方だった

写真撮影に時間を取られたA藤さんが懸命に走ってくる。ここから約1.4kmほど走ると二本木の湯という日帰り温泉が出てくる。時間があればひと風呂浴びたいところだが、帰りの電車の時間が気にかかるので先に進む。 懸命に走るA藤さん

みんなとお別れの時間が迫ってきた

優美な時間はあっという間に過ぎていく。そろそろ出発せねば...。峠からの下りは猛烈な急坂、唐沢の滝までの3.3kmで約290m下る78.7/1000という急勾配。道幅が狭いのでスピードが出せない。それでも唐沢の滝まで10分足らずで駆け下りてきた…

のんびりお茶を沸かし昼食をいただく

12時19分標高1326mの地蔵峠に到着。やれやれこれでもう上りはない。「最初にここに来たのいつだっけ?」、「昭和53年(1978年)の10月だよ」、「あの時初めてA藤さんと会ったんだよね!」...、昔話に花が咲く。持参のストーブでお茶を沸か…

地蔵峠まであと100mだ

峠まであと100mのところまできた。赤いよだれかけをつけたお地蔵さまが見える。日差しは強いが風が冷たい。ストライプ模様の影が新緑を際立たせる地蔵峠直下。じっとしていると冷えてくる。 地蔵峠直下 あと100mで峠だ

途中の展望台にて

舗装路に出て乗ったり押したりして約850mで展望台に着いた。だいぶ高度が上がってきたので御嶽山もせり上がってきた。ここからは手に取るようによく見える。ここで小休止。ただいま12時02分、昼食に丁度良い時間だがあと650m進むと峠なので頑張…

久しぶりに自転車を担ぐと肩にズッシリきた

想い出に耽って自転車を担いでいたら階段の上から知らぬ間にT橋さんに写真を撮られていた。これも何かの因縁だろう。舗装の新道に出て50mほど進んだ左側から旧飛騨街道は再び険しい谷筋へと分け入っていく。地図で見ると沢を直登して一直線に峠までいっ…

爺のポカン口が恥ずかしい

その先、かかか、階段じゃないか!これじゃ押していけないよ!担ぐしかないのか?自転車を担ぐって何十年振りかな?今日も一緒に走っているT橋さんと1967年10月に越えた奥多摩の鞘口峠(当時我々は数馬峠と呼んでいた)以来ではないかな。思い起こせ…

この道はやはりハイカー向けだね

道のわきにブナの古木に打ち付けられた道しるべが出てきた。旧飛騨街道と書いてある。多分ハイカーのための道標だろう。そういえば開田のポッポ屋の女将さんが「外人のハイカーたちは地蔵峠の向こう側の唐沢の滝から旧飛騨街道を歩いてうちまで来ますよ」と…

歩きなれない靴で草地を踏んでいく

爺がバッグにカメラをしまい込んだりしてグズグズしているうちに二人は先に行ってしまった。旧街道の緑を踏みしめながら...。足音が小さくなる。そよ風が吹き抜け再び静寂が訪れた。 緑のそよ風が吹く旧飛騨街道

いつも渋めのT橋さん

T橋さんは初めから降りて押している。チューブラーはこういう路面では不利だ。グリップが悪いし柔らかい路面だとタイヤがめり込んでしまう。彼は黙々と押して上ってきた。托鉢の修行僧のようだ。悟りきった表情にも見える。爺の真横を通り過ぎるときもただ…

この勾配では乗って上れないと思うよ

A藤さんは爺のカメラを見て俄然やる気!、ハンドルの下を持って頑張っている。爺は若い時からきつい上りでもハンドルの下を持ったことがない。前傾姿勢が深くなると呼吸が苦しくなるのだ。A藤さんは乗って上ろうとしたのも束の間、爺の真横で自転車から降…

新旧地蔵峠の交錯

A藤さんがゆっくりマイペースでやってくる。後方に舗装の地蔵峠への道が見える。昔はこれが国道だった。1987年3月旧折橋トンネルの真下に新地蔵トンネルが開通するまで地蔵峠は冬季閉鎖され住民は不便な生活を強いられた。2002年ごろまで新地蔵ト…

やがてM山さんに抜かれてしまった

後から来たM山さんと並んで歩きだしたが、爺がノロノロ歩いている間に抜かれてしまった。陸上競技でもそうだが抜かれても何とか食らいついていけばそれ程離されないのだが、もういいや...と思うとあっという間に引き離される。 道は無理すれば乗れるかな?ぐ…