ダケカンバの林
麦草峠は頂上付近が平坦で直線がほぼ1kmも続く道のためどこが最高地点(2127m)なのかはっきりしない。
白駒池の近くで材木切り出し中の運転手さんに「峠までもうすぐだよ」と教わったので猛チャージで峠まで上りきったことを覚えている。
そのとき雪が一番ひどかった。おかげで白樺林がダケカンバ林に変わっていたのに気が付かなかった。
結局佐久から麦草峠を越えて蓼科湖にいたる38,4kmの間に出会った車はさっきの材木切り出しのトラック1台だけだった。
雪が眼鏡に積もり難儀したがそれよりも短パンでは寒いのでこの雪の中、下着のパンツ1枚でGパンに履き替えるのがつらかった。Don't worry! I'm wearing!
もう少し標高の低い地点での写真。ここは55年前の八千穂高原スキー場付近の白樺林。今このあたりの白樺は工事のため軒並みなぎ倒されてしまった。
今回佐久には下りずに途中の分岐で右折して松原湖に向かった。
昔リゾートホテルがあったところが今はキャンプ場になっている。
地主が変わるたびに白樺林が小さくなっていく。
松原湖は往年の賑わいが薄らいでかえって落ち着いた良い雰囲気になった。
爺が若い頃は一泊二食付きで700~800円ぐらいで泊まれた。
安いだけに混んでくるとふすまを開けると隣は知らない人....なんてことがよくあった。