氷点下の峠でもシャツとブルゾン、薄手のグローブだけで上った
川沿いの道が急に川から離れて九十九折を繰り返すようになる。初めてのヘアピンカーブに差し掛かったとき、「よし、もうすぐだ!」...と思ったがそこからが長かった。何度かヘアピンカーブを曲がるもなかなか峠に近づかない。この二カ月前に組んだばかりの自転車は光風自転車ケンコー号から多くの部品を移植した。ハンドル、ブレーキ、ブレーキレバー、JOSのダイナモ...ETC。リヤキャリアはフレームメーカーに作ってもらった(3年間転勤で居ない間に母親に捨てられたが...)。塗色は初めはクリーム色だった。今気づいたがソネットベルはこの当時すでにステムに直付けしていた、すっかり忘れていた、もっと後で加工したとばかり思っていた。