ji-iのんべえ爺さん自転車に乗る

ちょっと飲んでは走り、走っては飲む爺です....が、最近医者に止められて飲めなくなりました

夕陽が当たって茜色に輝く峠を振り返り見ていると旅の終わりの虚しさ、虚脱感が胸を押しつぶさんばかりに押し寄せてくるのであった

笹丸平より有料道路を走ることにする。タイヤにエアを補充する。斜陽に光る舗装路を下る。スピードが上がる。そうだ!もうこの先凸凹道はないんだ!。悪路から解放され滑らかな舗装路を下りていくと旅の終わりの寂しさが湧き上がる。17時05分、蓼科湖に着いた。丁度このとき夕日が南アルプスの彼方に沈んだ。先ほどまで自転車に長い影があったのだが今はもう残照の中にそれも定かではない。振り返るとさっき越えてきた麦草峠の鞍部にはまだ夕日が当たって茜色に輝いていた。

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振り返ると麦草峠にはまだ夕日が当たっていた