旅の終わり....虚無感に包まれる
やがて十字路にぶつかって左鮫川、右棚倉、直進塙の標識が現れる。ここから棚倉町内に入る。右折するとどこか記憶にある景色、そうだ!3年前の2016年11月、みんなと鮫川村の湯の田温泉「つるや」に行ったときここを通ったんだ!。(2021年8月21日のブログに記述)そのときみんなで食事をした場所にもう一回行き記念撮影して往時を懐かしんだ。ここから棚倉までおおよそ5・4km多少の上りはあるが概ね下り、20分もあれば着くだろう。思い出に耽る爺を置いてみんなは棚倉の街へと走っていく。黄金色に輝く仲間の後ろ姿を目で追いながら、一人残された爺は阿武隈の碧い風に吹かれていつまでも佇んでいた。
阿武隈ツーリング 塩ノ沢温泉 完