上を見上げると奥多摩湖からたった2時間半で空は怖いほどの濃紺の空に様変わりしていた。サイクリングを始めたころは下りが楽しみだったが今は高みを目指して上っていくことの方が喜びがある。小休止のあと鶴峠をあとにする。峠の南側は日が当たって雪が溶…
峠から小菅方面を眺めていると冷たい北風がピューピュー吹いてきて汗ばんだ身体から容赦なく体温を奪っていく。奥多摩湖では無風だったので、じっとしていればそれほど寒くはなかった。しかしここは寒風吹きすさぶ標高870mの峠だ。積雪だって20cmは…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。