このあたりの落石落雪防護柵は比較的新しいようだ。路面には何条もの亀裂と修復した跡がある。国道なら定期的に補修を受けられるのだろうが、この道はこの先５００ｍぐらいで通行止めのため期待薄だと思う。 歴史を感じさせる千国街道

国界橋のすぐ先に蒲原（がまはら）温泉入口の看板がある。昔はここから下りていったのだろう。この温泉も１９９５年７月の水害で旅館のすぐ隣の崖がスパッとえぐり取られて姫川に崩落しそれ以来閉鎖となった。以前は河原を掘ればどこでも湯が出たらしい。今…

後ろを振り返ると国界洞門は屋根の上から木々が覆いかぶさり、下からはイバラが這い上がってきて人の立ち入りを拒絶している。こちらも下寺洞門と同じくやがて自然に還るのだろう。 自然に還りつつある国界洞門

身を乗り出して眺めると目のくらむような高さだ。真下に見える小さな沢は１９９６年１２月６日、土石流災害により１４名もの方々が犠牲になった蒲原（がまはら）沢である。 過去大勢の方が犠牲になった蒲原沢